ここは恵方 [SIDE:A]

意思表示しなかった場合

最終更新日:2006年4月

いつ頃のこと 1999年4月29日
受診した動物の種類 ゴールデンハムスター
性別 メス
年齢 不明(一歳過ぎていたかも)
病院との付き合い 初めての受診
何が起こったか 診察時の不手際によるストレスが原因と見られる下痢で死亡
その後の飼い主の対応 意志表示しなかった
今後その病院を利用したいか 利用したくない
実際問題として利用するか 利用しない

ことの始まりは、その子が目ヤニが出て目が開かなくなることが多くなってきたことです。 結膜炎か? それとも何か目に異常あるのか? と思い、しばらく様子を見ていました。

ある日、いつもだったら直ぐに開く目が開かない状態に。 もうそろそろ五月連休も始まるし、病院も休みに入る前に一度診てもらおうと思い、タウンページで病院を調べました。

その時にいくつか病院に電話して、ハムスターは診られないと冷たいお言葉を… (今思うと、こちらの方が正直だったと思っています)。 問題の病院にも
「ハムスターを診てもらえるか」
「こんな症状が出てきているが、治療できるのか?」
「爪も伸びてきているので切ってもらえるのか。」
などなど、詳しくお話しすると全て大丈夫とのお話。 そこで、早速連れて行くことに。

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診察室に入ると「ハムスターね。そこに置いて」とそっけなく言われただけです。 詳しい症状も何も聞かず、いきなり。。。

最初の開口が
「爪切れば良いんですよね!! 」(先生)
「いえ、その前に目を見てほしいのですが。。。」(私)
「そんなのアトアト!!」 (先生)
その時にアレ!?っと思ったのですが、 言い訳だけに過ぎませんが、初めての病院(通院経験)という事で何も言えない私。

爪きりもそんなに慣れていない様子。 彼女もストレスで、だんだんと力も尽きてきている様子。 今、思うとその時点でお断りすれば良かったのですが…。

次に目を見ていただいたのですが、説明もなにもせずに目に細い管でグリグリ目の中に薬を塗る始末。 他の病院に行ってみて初めて知ったのですが、通常、目薬で治療できるはずだったのです。

治療(!?)が終わると、今度は、
「歯が伸びています。切りますかどうしますか?」
そのときは、もう、ストレスが最高に達してしまっている彼女。
「いえ、いいです…。」っと言ったところ、 「あっそう。」っとそっけない返事。 結局、目がなんでこんなことになっているのかも説明もしていただけませんでした。 そのまま、先生は奥に入ってしまったのです。

支払いを済まし、受付で待っている主人にこの話をすると「何を基準にして歯が伸びているか聞いてみろ」っと。 そこで、奥に入ってしまった先生をまた呼んだところ、 「ハムスターによって違いますからねぇ〜」
あれ?この子、今、伸びてるって言われたんだけどなぁ〜っと思いつつその時は、切ることもないし、さっさとそこの病院とお別れしたいと思い、その場は引き下がることに。

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その後、家に帰ると丸まったまま起きる力もなくなり、ウンチも出なくなってきてしまったのです。 でも、この時点で病院に行く気が薄れてしまいましたので、しばらく様子見てみてみることに。 しばらくして、今度は下痢を…。他の病院で見ていただいたところ細菌もなく、多分、ストレスではないかと。

私が思うところだと、前の病院でストレスを受けてしまい、それがひどくなってしまったのでしょう。 ちなみに、歯についてお聞きしたところ、 全然気にしないで良いとのこと。 かえって、歯を切ったのかと聞かれました。

彼女ですが、爪を切られて一週間後の5月7日にストレスから開放されることなく天使となりました。 今、思えば、なんであの時にすぐ病院を出なかったのか? あの時にもっと自分に出来ることがあったはずっと思っています。 又、ここの[SIDE:A]を拝見するたびに、あの時に意志表示していれば…とも思っています。

ちなみにその病院は、未だに堂々と「ハムスター診られます」とあっちこっちの動物病院情報サイトに紹介しています。 個人病院だったので先生が変わっているとは思えませんが。

彼女についてのお話しは、 きんちゃんが天使になった時のこと を見てあげてください。 Web Site:Hamster's TV

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恵方より補足説明

飼い主のねねさんは、飼育初心者の時期にこの経験をされました。病院に抗議できるだけの判断力は本を読んだくらいで身に付くものではなく、時間と経験を積み重ねて得られるものです。初心者にそれを求めるのは難しいことでしょう。

意思表示できなかった体験談をここで紹介したのは、ねねさんがその後悔の念をバネにして、その後、獣医師を見る目と飼育者としての知識や判断力を養ったからです。今は、自分のペットは自分で守るという信念の元に厳しい目で病院選びをされています。例えその時抗議できなかったとしても、その後悔の痛みから目をそらすことなく真っ直ぐに受け止めて次に活かすことができれば、亡くなったハムスターも喜んでくれるのではないでしょうか。

ペットの死を次に活かした体験談として、参考にしていただければと思います。

誰だって最初は初心者です。全ての飼い主に、獣医師と対等に話ができるだけの知識があれば、この世に獣医師なんて不要でしょう。飼い主の見る目や知識を養うのはペットを飼う上で必要なことですが、それ以前に、初心者でも安心して診療を受けられるような獣医療を切に願います。

余談ですが、ネットの口コミ情報に頼れる今のありがたさをかみしめましょう。

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