ここは恵方

実践!自然療法

最終更新日:2006年4月

ペットに使える自然療法で紹介した中から、私の対処例を紹介します。実行したものもあれば、今後なったら使うつもりのものもあります。高度な知識を持った専門家とは違い、素人ですので慢性疾患を治すことはできません。急性症状のケアと慢性疾患の治療サポートを目的としています。あくまでも私個人の考えですので鵜呑みにしないように(笑)。

ただし、これだけは覚えておいてください。ホメオパシーというものは本来、このような「対症療法的」(表面化した症状を軽減させる方法)のみに使うものではありません。西洋医学のようにある症状に対してマニュアル的に使うことも可能ですが、本当はもっと奥の深い治療法で、自己の持つ自然治癒力を目覚めさせ、深い部分から歪みを正し、心身とその魂までをも癒し治そうという根本的な治療法です。ですが、下記のような使い方でも治療法の少ないハムスターにとっては大きな恩恵があります。これで興味を持ったらもっと深く勉強してみてください。

◆ホメオパシー

セルフケアキットによって入っているものが違いますが、一般的なものを中心に挙げました。ホメオパシーの砂糖玉(レメディ)は甘くて美味しいのでハムスターも喜んで食べてくれます。

体を元気づける

Sulphur は広い症状に合致し、元気づけるという意味では最も利用価値のあるものかもしれません。また、人間も動物も「根本体質」と呼ばれるタイプ別に分けることができます。上記にも一部含まれていますが、それぞれに合った「根本体質レメディ」で全体的な状態を向上させることにチャレンジしてみましょう。

怪我

種類を問わず怪我にはまず Arnica。また、ちょっとした傷で病院へ連れて行くほどでもないが放っておくのも心配なときに、Arnica&Hypericum または Calendula が重宝します。大きな事故が起こったら、やはりこれらを飲ませてただちに病院へ。

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通院

病院に連れて行くだけでパニックを起こし体調を崩すハムスターもいます。そんなときにはこれを与えます。このような性質が前もって分かっていれば通院前にやってもいいし、病院でもその場でやれるならその方が良いと思います。後述のバッチフラワーのレスキューもお勧めです。

皮膚疾患・アレルギー疾患

皮膚疾患はほとんどが二次疾患(他に悪いところがあって免疫力が落ちた結果起こる症状)だと私は認識しています。ですから、その原因となっている一次疾患を治さない限り、いくら西洋医薬や自然療法で症状を緩和しても再発します。皮膚疾患とは程々に付き合い続けるつもりでいるのが良いのでは。

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手術

あとはハムスターの生命力と獣医さんを信じて祈るのみ。

下痢(ウェットテイル)

下痢に使うレメディは他にも沢山あり、ハムスターの場合は症状に合わせて選ぶのは難しいと思います(症状にマッチしていないと全く効きません)。ホメオパシーだけで治そうとせず、上記をまとめて飲ませてただちに病院へ連れていって下さい。急がないと手遅れになります。

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貧血・栄養状態改善

貧血改善には、Ferrum phos+Calcarea phos が良いとのこと。食餌の質が一番大切なのは言うまでもありません。

腫瘍

できれば根本体質レメディでもサポートを。

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膿瘍・化膿

Hepar Sulph→Silicea の使い方が一般的なようです。治りきらない炎症を押し出してくれるのが Silicea。もっと広い意味での「炎症」には、原因と症状によって選択肢が沢山ありますので、興味のある方は調べてみて下さい。

心疾患

Aurum はどのセルフケアキットにも入っていないので別途購入する必要があります。発作を起こしたら、できれば Aconite や Carbo veg を飲ませてやりたいものです(バッチフラワーのレスキューでも良いそうです)。が、そんな状態では食べてくれないと思うので、指にとって口へ含ませたり、水に溶かして口を湿らせてやったりするのが現実的かと思われます(レスキューなら耳や首に塗るだけでも)。緊急事態なら「手で触らない」などという縛りは無視して良いそうです。

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浮腫(むくみ)・腹水・肺水腫

ちなみに Apis は、蜂刺されに効果抜群だそうです。いや、ハムスターが蜂に刺されることはないですけどね。

肝臓・腎臓・泌尿器疾患

Berberis はキットに入っていないので個別に買う必要があります。膀胱炎の痛みの種類は確認のしようがないので、私は両方いっぺんに与えています。

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メスの病気

1歳半くらいから、子宮内膜症や子宮蓄膿症といった卵巣・子宮系疾患が一気に増えてきます。これは、ホルモンバランスの乱れが原因であろうと言われていますので、予防的に Sepia、Calc carb や根本体質レメディを与えることで少しでも発症が抑えられるかもしれないと考えています。

オスの病気

人間の「オス」でも近年は更年期障害が認識されるようになりました。その時期のホルモンバランスの乱れについては、メスの場合と同じように対処すればいいのではないかと考えています。

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◆バッチフラワー・ハムスター編

急性の症状なら原液を、慢性で長く(2週間以上)飲ませたい場合はトリートメントボトルを作って飲ませています。うちの場合は朝晩の食餌と給水ボトルに混ぜてあり、最低でも1日3回は口に入れる計算です。飲む以外にも、首や耳に塗ったり希釈液をスプレーしても効果が出ます。

トリートメントボトルの作り方は、30ccの水(水道水よりできれば浄水)またはブランディを2割ほど入れた水に原液を2滴(レスキューだけは4滴)入れてよく振るだけ。詳しくはWEB検索してください。

何事かあったら

とにかくレスキューレメディ。怪我でも病気でも精神的ショックでも。気持ちを落ち着かせ、回復力を高めます。含まれるのはスター・オブ・ベツレヘム(おおあまな)、ロック・ローズ(はんにち花)、インパチェンス(ほうせんか)、チェリープラム(ベニハスモモ)、クレマティス(せんにん草)。

病気になって以来、元気がない

オリーブとホーンビームは見分けが難しいので、一緒に使うことが多いようです。個人的には、レスキューの次に買うならオリーブ、そしてホーンビーム、後述のクラブアップルの順でお薦めします。

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通院

希釈液をスプレーボトルに入れて持っていき、折を見てはシュッと噴きます。

疾患・問題行動

状態によって選択は色々だと思います。本などで調べるとより詳しい判断材料が載っています。ホメオパシーと同様、個々の性質に合った根本気質レメディがありますので、それが分かればより効果的だと思います。

性格改善

怖がる原因がはっきりしているかどうかで与えるレメディも違います。分からなかったら1ヶ月に一種類ずつ試してみるといいですよ。でも、怖がる原因をなくしてやるのがまず一番。

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◆バッチフラワー・飼い主編

ハムスターに必要なレメディは同時に飼い主にも必要となります。というのも、ペットの状態に飼い主は同化する傾向があるようなので。飼い主の精神状態が悪いとハムスターにもよからぬ影響を与えてしまいます。安定したケアを続けるためにも、飼い主の心も一緒にケアしましょう。

心配で心配でたまらない

この気持ち、よく分かります。でもこういう過度の心配は、本人も辛いし、その対象となるものに悪い影響を与えるのだそうです。

ハムスターの病気や怪我にショックを受けた

ほとんどは病気をしている当のハムスターにも必要となりそうです。また、現実にそぐわない程の自責の念は何も生みません。パインで前向きになりましょう。ペットロスにも役立てて下さい。

別れの時

愛するものとの別れは何度経験しても慣れません。しかし必ず死はやって来ます。ペットも飼い主も生から死への移行をスムーズに受け入れるためにウォルナットをお薦めします。病気などで余命が見えてきたら、あるいは年をとって寿命が近くなってきたら使い始めてください。また、飼い始めや引っ越しなどでペットの環境が変わったときにもペットに与えると威力を発揮します。

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◆バッチフラワー的に捉えたハムスターの特徴

例えば猫の場合。単独行動をとり人に媚びないという点をバッチフラワー的に見ると、ウォーターバイオレットになるそうです。これは誇り高く独立心の強い「孤高の人」のイメージ。もっとも、全ての猫がそうとは限らないのはご想像の通りです。猫にも色々いますよね。ただ、全体的な傾向としてこのように捉えられるという例です。

では、ハムスターはどうなんだろうと考えてみました。あくまでも独学しかしていない私の私見ですので、捉え方の一例として読んでください。

ハムスターは病気を隠すと言います。具合が悪くても動ける間はひたすら隠し、動けなくなったときにはもう手遅れ…被食動物の悲しい性ですね…。

これはどんなに苦しくても頑張る性質、苦しさを隠す性質だと思いませんか。そのキーワードに該当するタイプは「オーク(西洋カシ)」か「アグリモニ(西洋きんみずひき)」かなと思いました。

オークは、限界を超えて努力を続ける頑張り屋さんです。基本的に、病気を隠しているときはこの状態なのではないかと思います。(※これが根本気質の個体もいるのですが、ここで言っているのはそれとはまた別に、病気のときの一時的な状態だと考えています)

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というのも、アグリモニは同じ頑張り屋さんでも、どんなに辛くても明るい表情を作り続けるという特徴があるからです。人を楽しませる明るい存在がアグリモニ。自らの苦悩をピエロの仮面の下に隠します。このタイプは、病気になったときだけではなく、普段からこういう性質が見られるはずです。これは一時的な状態ではなく根本気質に該当します。

もちろん、病気を隠さないタイプもいると思いますので、元々がどういう性格なのかをよく考えて選択する必要があります。

ちなみに我が家の場合。すももならアグリモニ、小麦とサブレならオーク。それ以外にも必要なものをミックスしますが。それから、すももの場合は根本体質がアグリモニだと思うので、病気でなくてもやっています(アグリモニ特有の問題点を解決するため)。

こうやって考えるのって結構面白くありませんか。独学でも何でもいいから、間違った処方をしたって副作用はないのだから、チャレンジしてみる価値はあると思いませんか。そう思う方はとりあえずバッチフラワーの本でも読んでみましょうよ。私のお薦めは参考書にまとめてありますので、良かったらどうぞ。

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◆試してみるなら

本当に効果があるのか試してみたい、でもセットで買うほどでもないし…試しに何本か買ってみたいのだけど…と思う方も多いのでは。そんな方には下記をお薦めします。ホメオパシー、バッチフラワー共、上から2つくらいは是非使ってみて下さい。

ホメオパシー

バッチフラワー

また、我が家では基本的にホメオパシーの砂糖玉は Granules (顆粒)または Pills (粒)を使っています。手に入らなければ Tablet (錠剤)でも食べてくれますが、特に Granules なら小さなハムスターでもすぐに食べてしまえる大きさです。ぐったりして食欲がないときでも甘くておいしい砂糖玉だけは口にしてくれるので、とても助かります。バッチフラワーはブランディタイプを個人輸入しています(日本での市販品はワインビネガータイプ)。

いつもの病院が休みで連れていけない、病院に連れて行くまでもたないかもしれない、そんな経験は誰しもあると思います。ホメオパシーとバッチフラワーのどちらをお薦めするかについては、手軽さの点でバッチフラワーのレスキューがイチオシですが、上記ホメオパシーレメディがあると緊急時の対処が自分でできるようになり、本当に心強く感じます。

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◆おまけ:食欲が落ちたときの食餌

多くの場合、看取りの最後には「何も食べてくれない」時期がやってきます。何でもいいから口にしてほしい…そんな時に試してみてください。段々口を開けるのも大変になってきますので、小さく刻んだり、水分の多い飲み込みやすいものにしたりと工夫してみましょう。

ハムスターフードをふやかして色々混ぜるのもいいですが、食べなければきっぱり諦めて、最後くらい好きなものをあげましょうよ。体調の変化に従って今まで食べなかったものを口にするようになりますので、あれこれ試してみてください。私の経験では、弱っていくほど甘いもの・こってりしたものを食べなくなります。ただ、手作りのケーキやパンは意外と最後の時期まで食べてくれますよ。

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