最終更新日:2006年4月
基本的な情報収集についてはできるようになったからもっとレアな情報を知りたい、とか、手に入れた情報が信用できるものかどうか見極めたい、といったような時期がやってくる。そんな時これが、ちょっとだけステップアップするヒントになると良いのだけど。
また、ハムスターが病気になった場合、一般的な病気であれば飼育情報からでも充分に情報を得ることができるが、症例の少ない病気だと専門分野から探さない限り情報がないこともある。そんなときに私のやった方法をご紹介。
情報収集の仕方・初級編で述べた通り、情報収集の第一歩は飼育書だ。それからネットサーフィンでさらなる情報を集め、掲示板を利用して疑問点を解決していく、これが一番効率が良くて確実だと思う。もちろん、動物病院に通っているなら獣医師にどしどし質問するべきだ。
では、そこに書いてあることが正しいのかどうかをどうやって見分けるか。私だったら、その情報を書くに当たってその人が参考にした文献やサイトなどの情報源が明記されているものを信用する。これは本でもネット上の情報でも同じ事。
情報の受け取り方は個人によって違ったりするので、同じ文章を読んでも違う認識を持つことが結構ある。中途半端な知識で物事を断言する人も時々いる。間違った認識がどんどん歪んで伝わっていく情報の劣化に引っかかると、思わぬ悲劇を生んだりするので注意しよう。また、情報が古ければ役に立たないこともある。
情報源が示されているということは、その真偽をさかのぼって追求できるということだ。やろうと思えば、他人の読解能力に頼らずに自力で見極められる。
もうひとつ、私の場合、直接やり取りしたことのない人を信頼するときのポイントは、「私が信頼している人(仮にAさんとしよう)が心から信頼している人・Bさん」。絶対に自分にも合うとは言えないけれど、自分の心にヒットする確率はかなり高い。ただし、Aさんに関しては自分が「この人!」と見込んだ人でないと外れる確率高し。
特に獣医療情報に関しては、専門的な分野から情報を得たいと思うことも多い。そんなときは、獣医師のネットワークや獣医師向けの参考書(専門書)、果ては学術論文まで探してみることも可能だ。ありがたや、ネット様々。
獣医師のネットワークに関しては色々あるので、腰を入れてネット検索してみればいくつか見つけられると思う。私は「エキゾチックアニマル」をキーワードにして見つけた。キーワードに何を使うかは試行錯誤するのみ。獣医師でなくても購読できるメーリングリストとか会員制のページもある。
専門書に関しては、インターズーなどが豊富。獣医師が運営するサイトなどではリンク集で紹介している場合もある。難解な本からマニア的飼い主が読めるようなものまで色々だ。
学術論文を探して読み解くことについては、私が悪戦苦闘した経験を Exotic Pets' Web Ring にて紹介するつもりでいる。一応、かつては理系の世界にいたものの、獣医学どころか生物学については全く専門外。しかも、当時はこんなデジタルな世界ではなかった。それでもネットの普及により、頑張れば何とかなる環境が整っているおかげで切り抜けられた。とは言っても、まとめるのも悪戦苦闘しそうなので、のんびり待ってね。自然科学の専門分野に縁がない人でも、頑張れば何とかたどり着けるやり方を目指したい。
最後に、本に書いてあることをどこまで信用していいのかという問題について。
一冊の本として出版されていると、私達はつい「科学的な裏付けがされた上で出版されているはず」「だから信用できるはず」と思いがちだ。でも、実際にはそんなことは全くない。
出版社もピンからキリまで。情報の質もピンからキリまで。質が悪かろうと売れれば良いと考える会社もあれば、流行にのった話題として売り出す会社もある。独自の規定で校閲(内容のチェック)をしていると言っても、その「独自の規定」が私達の思うようなものでないこともある。出版社といえども「企業」だから、商売第一な風潮は、ある意味当然。それに、今時はお金さえ出せば本は出せる。
ニュース番組や新聞でさえ間違った情報を流すことがあると考えれば、出版社だって絶対に正しいわけではないことは理解できると思う。研究者が発表する学術論文だって、とんでもないものも存在する。獣医師の書いた飼育者向けの本にも「はぁ!?」と思うものもある。「本になっているから」「専門の人が書いているから」信用するのではなく、そこに書かれた情報の根拠や著者の活動状況などを考慮して、自分の頭で考えて、信用できるかできないか見極めるべきだと思う。
情報収集のポイントとしてはこんな所だろうか。
初心者のうちは見極めまで手がまわらないから、情報を大量に仕入れてもそのまま受け入れることしかできない。混乱することもあるだろう。そんなときは経験者に聞いてみよう。でも、その情報はどこまで信用できるのかということをいつも考えていれば、必ず道は開ける。
さらなる試行錯誤については、後日「がむしゃら編」にてご紹介。細々と末永く情報収集を続けましょう。
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