最終更新日:2006年4月
獣医療の発展めざましい昨今ですが、その大半は犬・猫・家畜を対象にしたもの。ハムスターが受けられる恩恵はほんのわずかに過ぎません。病気の気配を感じ取って動物病院に連れていったものの、検査さえできずに発病を待つだけ、或いは、病名が分かったけれども治療法はないと言われて絶望したり、悔しい思いをしたことはありませんか。
西洋医学(獣医学)に頼れないのであれば、大手を振って民間療法を取り入れましょう。エキゾチックペットにとっては西洋医学と民間療法が同じ重要度であってもおかしくないと私は思います。自然治癒力を目覚めさせ、体の内側から健康になる自然療法を試してみませんか。
しかしながら、ハムスターはその小ささ故に利用できる自然療法も限られます。彼らの短い寿命では効果が出るまでに時間のかかる療法もあまり意味をなしません。その中で、数時間から数週間で効果の有無が分かり、効く可能性が高く且つ副作用のない(と私が判断した)ものを紹介します。具体的な使用例については実践!自然療法で紹介します。※決して西洋医学やここに挙げた以外の療法を否定するものではありません。
ハムスターに使えるということは、犬や猫のような大きな動物にも当然使えるし、小鳥のような小さなペットにも使えるということです。動物全般の参考にしてください。
欧米では人間の保険診療にも取り入れられ、ペットや家畜の診療にも積極的に使われています。
形状として砂糖粒または液体、外用には軟こうもあり、これらをレメディと呼びます。ハムスターに気軽に使うなら、素手で触れて食餌に混ぜることも可能なHEEL社(ドイツ)のものなどいかがでしょう。私は小さな砂糖粒タイプ以外に、同社のDetox Kitを購入し給水器に混ぜて与えました。Japan Heel に相談すると医学知識を持ったホメオパス(治療士)が適切なレメディを選んでくれるそうです。
1回に1種類のレメディのみを使う方法(効き目は深いが選択が難しい)と、その症状に効くとされる複数のレメディを混合して使う方法(比較的効き目は浅いが選択が簡単)があるので、それぞれの特徴を捉えた上で、時と場合によって使い分けたり組み合わせるとより効果的だと思います。
ハムスターを深く観察している方であれば、その仔の根本体質レメディも分かるかもしれません。根本体質を強くすることで病気を追い払うことも可能です。
獣医療の現場でも動きは始まっています。しんでん 森の動物病院を事務局とした勉強会もあるそうです。
東京や大阪には店舗販売もありますが、今の日本では通信販売が一般的。国内販売ははっきり言って高いので、キットを買うなら海外からをお勧めします。ちなみに、フランスやドイツではどこの薬局にも置いてあるそうです。
ホメオパシーと同じく、薬剤(薬ではありませんが)をレメディと呼びます。液体と外用軟こうがあります。水や食餌に混ぜたり噴霧したり、飲めなければ皮膚や口に塗ったり、使い方に融通がききます。
病気の治療を目的とするものではありませんが、心の歪みを治すことで体への悪影響を取り除こうという考え方です。問題行動へのアプローチももちろん可能。ペットへの使用例は、正規輸入総代理店プルナマインターナショナルにも載っています。ペット大好き!特集記事はレメディの特徴を捉えやすいでしょう。
BACH博士が作り出した38種類(バッチフラワーレメディ)の他にも、世界には200を越えるフラワーエッセンスがあるそうです(作り方が同じかどうかは調べていません)。選択肢として、私は38種類でも十分だと思います。多すぎると結局使えないので。本を読んだ限りでは、ペットに良く使うのは10種類弱だと思います。
また、レスキュークリームは痒みにも怪我にも良く、なめても安心なのがありがたいです。使ってみると分かりますが即効性です。
各自の根本気質に合ったレメディが分かれば一層対処しやすいと思います。そうでなくても、レスキューレメディは是非とも使ってみて下さい。ペットに必要な時には飼い主の心にも同じレメディが必要なのですよ。
あ、今、笑いましたね。そうです、ハンドパワーです(笑)。でもこれを見くびってはイケマセン。ただ手を置くだけですが、まさに「手当て」の語源となった治療法なのですよ。病気で苦しんでいるのにしてやれる事がない時に、せめてもの気持ちとして始めたのがきっかけです。
古来より、手の平からはエネルギーが出ていると言われ、患部に手を当てて少しでも苦痛を和らげる試みがなされてきました。お腹が痛いときにお母さんがさすってくれると楽になるのは気のせいではないのです。咳が出るときには背中をさすってもらいますよね。頭が痛ければ思わずこめかみに手をやるのもこれなんだそうで。
体に触れない程度の位置に手を置いて(触れる動物なら触っても良い)、リラックスして無心で行うのが良いようです。念や思いはかえって邪魔になるので込めないように。部屋はできれば静かな方がいいですが、テレビを見ながらだってやらないよりはずっとマシ。
うちのはおとなしく手の平に乗ってはくれないので、小屋の外から両手を並べてハムスターに向けて行いました。自分にやるなら、おへその下(体の中心)に手の平を重ねて置き、ゆっくり呼吸するといいです。
お金も時間もかかりませんので、騙されたと思ってやってみてください。あなたの心がハムスターに届きますように。
今、ちょっと吹き出しませんでしたか?これも馬鹿にしてはイケマセン。だって、あなた自身が「薬」になるのですから。
人間の言葉がハムスターに伝わるかどうか、疑問視する方もいらっしゃるでしょう。しかし、彼らは私達が考えているよりずっと私達のことを良く見ているし話を聞いていると思います(そこで言うことを聞かない辺りがハムスターらしい所です・笑)。
伝わっていると信じて、声を掛けてやりましょう。もし見た状態がひどくなっていても「ああ、こんなになっちゃって」(否定)ではなく、「頑張ってるね」(肯定)、「大丈夫だよ、私がついているから」と安心させてあげてください。その安心感が、彼らの持つ生命力を引き出すのです。
もし自分或いは子供が同じ病気だったとしたら、どんな言葉をかけてほしいと思うか考えてみると良いと思います。大病になるほど、不安と絶望と自分は穢れ(けがれ)ているという気持ちが強くなるのではないでしょうか。そんなところへ否定的な言葉なんて言われたくないですよね。欲しいのは希望と安心感です。
語りかけるときは普段よりトーンを抑えた低めの声で、ゆっくり静かに繰り返しましょう。こちらを向いて「?」という顔をしたら伝わっていると思いましょう。来たばかりのハムスターにもこうやって語りかけると、新しい環境になれるのが早くなりますよ。
これは私が試したわけではないので本からの情報です。欧米では犬や猫の療養時、補助的に利用している方も多いようです。
彼らの敏感な鼻を疲れさせない程度にゆったりできる香りで満たしてやります。自分がアロマの勉強をしていれば、どんな時にどんな香りを使うのがいいのか分かると思います。
健康を保つ上で最も大切なことは適切な食餌と環境、そしてあなたの愛です。それを実行した上でなければどんな治療をしても効果はありません。
逆に言えば、一生懸命考えて実行しているのに治らない(あるいは病気になる)のは飼い主の責任ではないということです。振り返るのはとても大切なことですが、事実にそぐわない過度の自責の念からは何も生まれません。無意味な苦悩は捨て、自然の力に頼りましょう。傷付いているあなたの心もケアしてあげて。
あなたが与えてあげられる「安心感」に勝る薬はありません。そのためにもまず飼い主が安定した精神状態でなくては。飼い主自身にもきちんとケアをしてあげましょう。それは巡り巡ってペットのためにもなるのですから。
また、「うちの仔にとってのベスト」に正解はありません。あなたがその仔のために考えて悩んで決意したその選択が、「その時」「その仔にとって」の「ベスト」なのです。その判断に辿り着けるよう手助けをしてくれるのが、飼い主のための心のケアだと思います。
私がこれらの療法に求めているものは、決して奇跡の生還や劇的な回復ではありません。もちろんそうなれば嬉しいし、症状によってはそれも可能かと思います。しかし、そうではない状況もあります。そんなとき私が求めるのは、空へと旅立つ準備を始めた彼らの恐怖心や苦痛を取り除き、少しでも心穏やかに送り出してやることです。
自らの経験を踏まえて、人も動物も、西洋医学だけに頼った最期は苦痛と苦悩の毎日です。命に終わりがあるのなら、残された時間をせめて負の感情から解放してやりたい、そう思います。そのための自然療法でもあります。
ハムスターに利用できるものしかここでは紹介しません。ですが、これらを含めたたくさんの自然療法を通して、人間としての自分が生きる道をも考えさせられました。生き物は機械的な組織の集まりではなく、心と体と魂がひとつになった存在であることを忘れないで下さい。
私が参考にしている本や、読んでみてお薦めしたい本をまとめました。興味のある方は参考書へどうぞ。
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