ここは恵方 [SIDE:B]

ハム飼いの皆さんへ―――安全対策の勧め

最終更新日:2006年4月

例えばの話、100匹のハムスターが転落したとして、1匹だけが死に、4匹が重傷を負うと仮定しよう。残りの95匹は軽傷あるいは無傷だとしたら、その5匹を救うための対策は必要ないと考えるだろうか。死んでしまう1匹が自分のハムスターだとしても、あなたは何もせずにいるだろうか。

◆私からの提案

もしも、獣医師を止めるだけの時間があったら・・・どうか止めてください。私たちにはそんな時間はありませんでした。声を立てる間もない、本当に一瞬の出来事でした。

私の経験( [SIDE:A] 動物病院での事故とペットの死)から、ハムスターを病院に連れていく時には病院が何らかの転落防止対策を講じているか確認し、していないようなら自己防衛(深い小箱などを持参する、ケースから出さずに診察できるようにする、等)をしつつ、対策を求める事をお勧めします。もちろんその前提として、ハムスターの診療がきちんとできる病院を探すことは言うまでもありません。飼い主が不安を訴えても取り合わないのであれば、動物病院の「姿勢」そのものが危険だと思います。

転落事故のほとんどは、体重を計るなどの目的で最初にケースから取り出すときに起こります。扱いの下手な(雑な)獣医師だとハムスターはパニックを起こして飛び上がり、下手をするとそのまま床に激突してしまいます。中には、診療中にハムスターに噛みつかれ床にたたきつけて死に至らしめた動物病院もあるようですが。

安全対策の具体的な方法としては

等々。ほんの一例として挙げただけで、決して「こうでなければいけない」なんて言っているわけではありません。でも、このたった一手間で「落とす必要のない命」を救えるかもしれないのです。 今までにも全国で同じような事故が起き、ハムスターたちが命を落としたり重傷を負ったりしてきたことを、今回の事故を通して初めて知りました。

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◆獣医師も認識している危険性

私が初めてキャンベルハムスターを動物病院に連れていったとき、担当の獣医師に飼育ケースのことで注意を受けました。当時は飼育に関する情報もほとんどなく、ハムスターケージなど売っていなかったので鳥かごで飼っていたのですが、上の空間を利用して2階を自作して設置していたのです。2階までの高さは30cm近くあったと思います。指摘されたのはその高さについてでした。

獣医師曰く、「ハムスターは地べたで生活する動物。この2階は高すぎます。危険ですからすぐに撤去してください。」

そのキャンベルは元々「超」が付くほどの運動音痴で、しかもかなりの老体でした。が、それを差し引いて考えても、床材が敷き詰めてあるケージの中でさえ30cmの高さが危険だとしたら、コンクリートの上にタイルを貼っただけの動物病院の床で1mの高さは論外です。その転落でハムスターが受けるであろう衝撃を「大したことない」と考える獣医師の認識は問題があると思います。

今までにお世話になった獣医師は主に3人いますが、どの獣医師も体重測定時のみ深いタッパーや小箱にハムスターを入れ(もちろんそれに移すときもケージの中です)、それ以外は連れていったケージの中で触るようにしていました。保定もケージの中できちんとつかんでから持ち上げるようにしていました。見ていて危なっかしいと思ったことは一度もありません。意識の高さが扱いの慎重さ・正確さに反映していたのだと思います。

とある獣医師が運営する+獣医のペット病院ウラ話!?+獣医の小動物ウラ話!?には私と同じような体験が掲載されていて、悲しい驚きを感じました。これまで一体何匹のハムスターが動物病院で転落事故に遭ったのでしょうか…。

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◆「万が一」を起こさないために

例え、熟練の獣医師でも何かの弾みでつかみ損なうかもしれません。「弘法も筆の誤り」と言いますから。そんなときの「万が一の保険」があったらいいと思いませんか? ハムスターが一度パニックに陥って走り出したら、例え獣医師でもそれを止められません。飼い主でも無理でしょう。ハムスターは真剣に走ったらものすごく動きが早いのです。

「動物病院は診察台に転落防止用の柵を設置しなければいけない」などと言っているつもりは毛頭ありません。実際には、体重測定時さえケースを使えば、あとは飼い主が不安を感じる必要のない正しい保定をしてくれる獣医師もいるし、小動物用のプラスチックケースがあっても役に立たない転落事故も多いことは分かっています。

私の主張は、獣医師に「ハムスターを落とさないよう気を付けなければ」という意識を持たせるためのものです。飼い主が、ハムスターを扱う獣医師の姿に不安を感じていると示すためのものです。

製造現場における指さし確認と同じです。ケースを用意するそのほんの一手間が獣医師の意識に働きかけます。飼い主の言葉がそれに拍車をかけ、気を付けなければという深層意識が芽生えるのです。その意識があれば扱いも違ってくるのです。その効果を狙っての「安全対策の勧め」です。

獣医師が「この高さからハムスターが落ちたら大けがをするかもしれない」と認識していれば、自ずと扱いは違うはずです。逆に「落ちても大したことない」と思っていれば、落とすことに抵抗はなくなるのではないでしょうか。

ただし、獣医師によって考え方は色々あると思います。もし、転落防止策をとるつもりがないと言われたら、その理由を聞いてみましょう。納得いく理由が得られれば信頼関係も増すというもの。かかりつけの病院がどのような考え方をしているのか確認するのは、お互いのために良い事だと思います。

「今まで、ここから落ちても怪我をしたハムスターはいないから大丈夫」などと言う獣医師を信じますか?今までなかったから明日もないと言い切れますか?「メインの患畜である犬・猫の邪魔になるような対策はとれない」と公言してはばからない病院で、安心して治療を受けさせることができますか?犬・猫の利便性のためにハムスターの安全性を犠牲にする価値観を受け入れられますか?

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◆こちらから要望しよう

1mの高さから土間にハムスターが落ちたらどうなるのか、全く認識していない獣医師は多数存在します。それどころか、ハムスターの扱い方さえ知らないエキゾチックペット専門獣医に今回は当たってしまいました。

事故を起こしたのは、愛好家のサイトでもお勧めとして紹介されている病院で、しかもその中のエキゾチックペット担当(ハムスターを代表とする、犬・猫以外のペット担当)でした。確かに前任者は「お勧め」でした。が、その獣医師は、 転落後、おびえて箱に隠れたハムスターを見ようとしていきなり箱に手を突っ込み、噛まれた(当たり前だ!)馬鹿者です。転落の衝撃で意識混濁に陥っているハムスターを見ても、意識障害があることにさえ気付かないヤブ獣医でした。獣医師の資格だけで安易に信じるべきではないとつくづく思います。

現状では、多くの動物病院にとって、犬・猫以外のペットの診察は「おまけ」という認識です。もちろん頑張っている病院もあるけれど、ハムスターはやはり少数派。組織社会では少数意見は反映されにくいのです。

でも、ユーザーの要望なら話は別。

病院がやってくれるのを待っていたら、あなたの愛ハムも事故に遭うかもしれません。 「治療ができるようになっただけ、まだマシ」なんてレベルで満足せずに、より安全な診療体制を求めて意志表示しませんか。

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誤解のないよう書いておきますが、きちんと保定したハムスターなら持ち上げても落とすことはありません。ここで落とすようならそれは初心者レベルの論外です。私が危険だと感じるのは保定しないで(例えば手ですくって)持ち上げたりケースの外に持ち出そうとする瞬間です。保定してなければ驚いて飛んだら落ちるのは当然ですから。その時の安全対策を求めているのです。

◆病院に安全対策を求める文書を作ってみました

面と向かっては言いにくいという方、PDFファイルまたはHTMLファイルを印刷して、かかりつけの病院に渡してください。自分で署名・捺印したものは病院に対して訴える力が非常にあります。飼い主が不安を感じていることを伝えても真剣に受け取らない所は問題ありと考えていいかもしれません。病院の良し悪しを見分けるチャンスです。

自分の身分を明かさずに匿名で病院に送りつけるようなことはしないでください。これでは効果がないばかりか、事故の信憑性さえも疑われてしまいます。あくまでも、自分の意見としてご利用ください。

小型ペット転落防止対策バナー また、安全対策を呼びかけるバナーを「east cafe」のきゅきゅさんが作ってくれました。主旨に賛同してバナーを貼ってくださる方は対策バナー詳細でバナーをもらってください。大中小3サイズあります。 バナーのリンク先は恵方トップページ
http://blue-pacifica.com/
でお願いします。既にジオシティズのアドレスでリンクして下さっている方は、そのままで構いません。

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