フィンランド人は静かだと本で読んだが、確かに街も人もとても静かだった。外国からの観光客も多いはずだが、街中で大声を上げる人もいなければ、そこらでべったり座り込む人もいない。子供もおとなしいし、犬はよくしつけられている。駅前に建つホテルでも静かに滞在することができた。
同じ白人と言っても、北方の人々はアングロサクソン系やラテン系の人々とはまた違うようだ。色白で寒い地域に住むからか、りんごほっぺの人が多い。目の色は青よりも茶色の方が多かった。
フィンランドの人はゆったりしている。客がいなければ仲間と話をしたり新聞を読んだりするし、仕事ぶりもゆっくりだけど、やることはきちんとやる。こちらが困っているとできる限りの手を打ってくれる。街で地図を片手に迷子になっていると道行く人が声を掛けてくれる。でも普段は一歩引いたところで様子をうかがっている感じで、決してぐいぐい前には出てこない。
でも、愛情表現は開けっぴろげで、若いカップルは人前でも平気でキスをする。それも何度も何度も。そのいちゃつきぶりは・・・分かったよ、分かったからもうやめなさいって思ってしまうのはやはり日本人(笑)。
ヨーロッパの人は大きかった。私は165cm、夫は182cmと日本では大きい方だが、フィンランドでは彼より大きい女性がうじゃうじゃいた。フィンランド人は小柄だという話なので、他のヨーロッパ諸国(言語から推測するに北欧やドイツ語圏の国々)の人達かもしれないが。でも、ロバニエミで私が買ったセーターはSサイズ。子供の頃から大きめだった私はSサイズなんて生まれて初めて買ったのに、それでも腕がビヨビヨに余っていた。同じ身長でも足と手が長いのだ。彼らの足は本当にスラッと長い。お尻もきゅっと上がっていて、さらに足が長く感じられる。それに比べて・・・私ってつくづく東洋人だ(笑)。
「おばちゃん」という言葉は失礼に当たるのかもしれないが、私としては親しみを込めて使っているので大目に見てもらいたい。
フィンランドで思ったこと。それは、働くおばちゃんがとても多いこと。日本だと若い女の子しかいないような職場でも、40代50代の女性が目立つ。ホテルのレストランでもそんな「人生の先輩」が元気良く活躍していて、必要なことは必要なだけちゃんとやるけれど、気負わず肩の力が適度に抜けて、とても良い表情をしている。こういう姿を見ると、「働きたいなぁ」と思う。
北欧は福祉国家ということで女性が働きやすいと言われている。でも、やっぱり家庭を持った女性が抱える問題は日本と同じらしい。地方へ行けば行くほど所帯の負担が増すのも同じ。それでも、日本よりは選択肢が多いしサポートもあるのだそうで、出産後の女性の就業率は日本よりずっと高い。
今回利用したスカンジナビア航空(SAS)は、デンマーク・ノルウェー・スウェーデンの3ヶ国が共同で運行している会社だが、そのSASでも客室乗務員は30代後半から50代と見られる女性が多数を占めていた。男性の乗務員も数名。人生のベテランは仕事でも安定感があって、個人的には安心して過ごすことができるので好ましい(手配については概要・準備参照)。
ちなみに、フィンランドはフィンエアーという航空会社を持っている。こちらは成田・関空共に週2便でヘルシンキ直行8時間半のフライト。日程さえ合えば、ムーミン満載(だそうだ)のフィンエアーも使ってみたい。
日本の薄型とは違い、あえて例えるならしゃもじを分厚くした感じ(あー、メーカーさんごめんなさいー・笑)。だってそんな形なんだもん。ずんぐりむっくりで画面の部分がちょっと丸く横に出っ張っている。
路面電車の中でも話している人はいたけれど、みんな切るのが早い。いつまでもしゃべり続ける人には出会わなかった。
老若男女問わず、杖を使っている人が目に付いた。1本の人もいれば2本の人もいる。
杖というとあまり良いイメージではないのが日本の杖だが、フィンランドで見たのはまるでスポーツ用品のようなスティック。シルバーの金属製(多分ステンレスやアルミ合金)で、指の形に黒い樹脂製の握り(グリップ)がついている。底にはゴムの滑り止め。形としてはスキーのストックや登山用の杖に良く似ている。
お年寄りがこれをついて歩いている姿はよく見かけた。なかなか格好いい。日本の杖ももう少しおしゃれになればもっと使うだろうに。
防寒具として必需品の帽子は、デザインもサイズも豊富。しゃれた帽子がいっぱいあって、街を歩いている人もそれぞれに個性を発揮していた。
ベレー帽のような形もあれば、ロシアを連想する(笑)円筒形のもの、縁取りが毛皮様のもの(ほとんどはフェイク)、とにかくとにかく見ていて楽しくなる。
体が大きいと言うことは頭も大きいと言うことらしい。ヨーロッパの人は体に比べて顔が小さいと思うのだが、それでも日本のサイズより上がゴロゴロしているようだ。標準が57〜58cmくらい(日本だとこれはLサイズ)で、60cmというのも当然。髪の量が多くて日本で帽子を探すのが大変な私には夢のようだ。(←決して脳ミソが詰まって頭が大きいのではない)
残念ながら、気に入ったデザインのものに合うサイズがなかったので、今回は買えなかった。でも、見るだけでも十分楽しかった。
大きいと言えば、靴!店頭に置いてあるのを見ると、標準が24〜25cmくらいではないかと思う。私の足は24.5cm。でかい。しかも甲高幅広。靴探しは大変だ。
インチ表示だったのではっきりした数字は分からないが、私の足が大体37インチ。でも、店頭には40インチのパンプスがぞろぞろと。ハムアキの足より大きなパンプス。これは壮観。
防寒用のタウンブーツもおしゃれなものが多種売られていた。足先も日本のものより広め。本当は準備段階でタウンブーツを買いたかった私だが、幅が合わなくて結局トレッキング用の靴を買った。それはそれで機能的で良かったのだけど、もし今度北欧へ行くことがあったら絶対にタウンブーツを買おうと心に誓ったのであった。
足の太い私は日本ではロングブーツがなかなか見つからない(既に探すことは諦めている)。ごつい足先と太いふくらはぎの両方に合うものを探すのは至難の業。が、しかし、あちらのロングブーツはふくらはぎが意外とスムーズに納まったりする。問題は、ひざ下ロング丈のはずがひざ上になってしまうことだが。
セーターを買ったとき、パンツの試着もしてみた。Mサイズを選んではいてみた結果・・・ウエストはガボガボ、ももはパンパン、そしてひざ下は・・・まるでルーズソックスのごとく余っていた。東洋人の現実を突きつけられたようで・・・(T▽T)
あちらの女性、ふくらはぎは意外とサイズ大だったりする。でも、身長があって足が長いので(しかも、ももは細目)実際より細く見えるようだ。
足と頭の大きい方は是非、北欧で帽子とブーツを買いましょう(笑)。
眼鏡をかけている人多し。大人も子供も。お年寄りは銀縁が多く、若い年代は黒縁。眼鏡は東洋人(特に日本人)のトレードマークのように思っていたので意外だった。
ベビーカーがごつい!石畳をガラガラと引くので当然だが、タイヤは大きくゴムが厚い。杖と同じ金属製で骨組みがしっかりしている。3歳くらいの子供も乗る。寝かすことができるよう、縦に長い。そして、防寒対策万全(笑)。まるでオープンカーの幌のようにカバーが出てくる。
お父さんがひとりで転がしている光景もよく見かけた。大学内ではベビーカーを引いた学生らしき姿も見かけた。
中にいる(はずの)子供は・・・どの子も驚くほど静かだった。フィンランドの子供がおとなしいのは、近隣諸国では有名な話らしい。確かに、子連れでにぎわっているデパートの店内もなぜか静かだった(驚)。
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